メールチェック、情報の検索、写真撮影、SNSへの投稿、動画の視聴、アプリで無料通話…
スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスは今や私たちの生活必需品ともいえる存在になりました。
皆さんは1日どれくらいの時間、スマホなどを利用されているでしょうか。
右は、成人のスマホ利用時間(2017年)を表しています。2020年にはコロナ禍でテレワークやリモート会議、ステイホーム時間の増加でさらにデジタルデバイスの利用時間は増えているという調査結果もでています。
デジタルデトックスのすすめ
スマホの利便性は皆さんも日々実感されていることでしょう。しかし一方では、利用時間の増加により頭痛、めまい、睡眠障害、眼精疲労、孤独感の増加など、心身への影響も少なくありません。そこでおすすめしたいのが『デジタルデトックス』です。
デジタルデトックスとは、スマホやパソコンなどのデジタルデバイスと意識的に利用しない時間を設けて、現実世界でのコミュニケーションや自然とつながる時間にフォーカスしようという試みで、デバイスを上手く活用しながらアナログな時間もバランスよくとることで、より健康的に暮らそうというものです。
脳はつねに新しい情報や知識を求めている
最近話題となった本『スマホ脳』(精神科医・アンデシュ・ハンセン著/新潮新書)によると、脳は新しい情報や知識を得る方向で進化しており、スマホなどから新しい情報を得るとドーパミンという脳内物質がもたらされるそうです。それが『スマホ依存症』になるひとつの要因のようです。
スマホを“OFF”にしたら、ワタシが“ON”になった
タイトルの『スマホを“OFF”にしたら~』は、長崎県佐世保市の宇久島(うくじま)観光協会と株式会社スチームシップが共催する、民泊&デジタルデトックスという新しい旅プランのキャッチコピーです。なんだかリラックスできるイメージが湧いてきませんか。同プランでは、デジタルデバイスと物理的に距離をおくために、島に入るときにスマートフォンなどをパッケージに入れて預けます。そして1日から数日間、浜辺をのんびり散歩したり、ハンモックに揺られて読書したり、島の人とお話しをしたり、自由に過ごしませんかというものです。ほかにもいろんなプランが提案されていました。
(DIGITAL DETOX JAPAN https://digitaldetox.jp/)
旅の話はさておき、1日のなかで、あるいは、1週間のなかで、デジタルOFFの時間をつくってみませんか。
リフレッシュ&リラックスだけでなく、新しい楽しみの発見につながるかもしれませんね。