※上の写真提供:香川県観光協会
編集隊が香川県丸亀市を訪ねたのは昨年の春のことです。
お城ファンという訳ではないので、金毘羅さん、栗林公園などの名所をめぐった後、ついでに立ち寄ったのが丸亀城でしたが、その美しさにひと目惚れしてしまいました。
城下から見上げる高い石垣、その上にちょこんと鎮座する小さな天守閣、そのアンバランスな佇まいが凛々しくもあり、どこかのどかな雰囲気もします。
場内にある亀山公園の桜は満開(3月下旬) | 丸亀のゆるキャラたち。右は「とり奉行骨付じゅうじゅう」なんやそれ(*´艸`*)♪ |
丸亀城は日本名城100選のひとつで、日本一高い石垣が有名で、現存する十二天守としても知られています。
石垣をよく見ると整然と積まれたものや大きさがまちまちなものなど、いろいろな種類があることに気づきます。資料によると、江戸時代初期の城郭石垣を築く技術が最高水準に達した頃に造られたもので、なかでも美しい曲線を描く高石垣は「扇の勾配」とも賞され、石垣職人の技術の高さと、誇り高い仕事ぶりが伺えます。
それにしても重機もない時代にこれだけの石垣を積み上げるのはどれほどの労力と根気のかかる仕事だったことでしょうね。築城に5年の歳月を経たというのも頷けます。お城への道は急こう配と曲がり角が続き、お城を攻める敵軍がいたとしても、さぞや苦労するだろうなあ…
いよいよ最後の石垣です | ふうふう言いながらたどり着くとそこは桜の園 |
通称「見返り坂」を過ぎればもうすぐ天守 | 白い天守閣が見えてきました |
城下町を見下ろす | 満開の桜が雲海のようでした |
途中、坂道はきつかったですがそんな疲れも吹っ飛ぶほどの桜の絶景でした。
遠くに霞のかかった讃岐富士(飯野山)のなだらかな稜線を眺め、もう一方には瀬戸内の海が光っていました。
夕暮れの天守もまた風情がありよさそうです。
「丸亀城の桜まつり」(4/1~14/予定)にはお城のライトアップも予定されています。
栗林公園の亀くん。
まんまるの目がキュートです(。・ω・。)ノ♡