美しいブルーのドレスをまとったダンサーとシュールな騎士(左)、に見えたのは筆者だけでしょうか。
5月の朝、散歩の途中で見つけた謎めいた花。そこだけふんわりと透明感のある空間に思えました。
植物図鑑を調べてみると「クロタネソウ」、別名「ニゲラ」と知りました。5つの花柱をもつ騎士は、花後の果実です。花(実は葉が変化した萼)を楽しんだ後は、ユニークな果実もドライフラワーとして人気の花材となります。
園芸品種とは別の種類のニゲラ・サティバの種は薬草ハーブとして、古代エジプト、ツタンカーメンの時代から栽培されていたそうです。その名の由来である黒い種はスパイスとしても利用されています。
さて、花咲く頃の英国名、ラブ・イン・ミスト(霧の中の恋人)ですが
果実になるとその名は、茂みの悪魔、デビル・イン・ブッシュに。あらまー!