Vol.196 2024.04.01 どすこい!大相撲観戦の巻

この春、ひょんなことから大相撲春場所のチケットが手に入り、人生初の大相撲観戦に行ってきました。

色鮮やかな相撲のぼり旗がずらり!テンションも⤴⤴興行のぼりとも呼ばれ、専門の染め職人が毎場所、ひとつひとつ手づくりしています。 よく見ると力士の名前だけでなく、行司や部屋、スポンサー名なども描かれています。
相撲の歴史は古く、古事記に書かれてある力くらべの神話が起源とされ、神事として発展した後、江戸時代頃からは娯楽や競技として庶民に親しまれてきました。 江戸時代には、浮世絵のなかでも相撲絵(写真左)として力士が描かれてきました。現代でも凛々しいお相撲さんのイラストは人気ですね。


◆大相撲は何時からはじまる?
朝8時、寄せ太鼓のトントン…という音が響き、開場です。8時15分には番付表に載っていない力士たちの前相撲、8時30分から序の口の取組が始まります。私たちはお弁当付きと聞いていたので昼頃に出かけました。

◆相撲茶屋が案内役
本場所のチケットの売買仲介や会場での案内、接客までしてくれるのが相撲茶屋です。

入口前にいくつもの茶屋が軒を並べていました。チケットに書かれた茶屋に行き、名前を言うと・・ たっつけ袴姿の出方さんが会場へ案内てくれます。ちょっとリッチな気分 !
チケット代(ベンチ席で15,000円)にはお弁当とお土産、パンフレット、番付表などが付いています。何が出てくるのかお楽しみ。軍配最中や“勝ちの種”、オリジナルのお皿も入ってました。 お弁当は3段のごちそうです!幕下の取組を見ながら早速いただきました。


◆取組番付の順番

大相撲の取組は
序の口三段目幕下十枚目幕内

幕下の取組の頃は観客はまだまばらでした。直垂(ひたたれ)と言われる行司の装束も階級によって違い、幕下以下ははだし行司で直垂の裾をたくし上げていますね。
でも観客が少ない分、呼び出しの声がとてもよく響き美しい!
観客席から「ええ、声や!」「ほんま、ほんま」と大阪らしい和やかな雰囲気です。
お腹もいっぱいになったので大阪府立体育館(エディオンアリーナ大阪)のなかを探検してみることにしました。まずはお土産屋で推し力の応援タオルをゲット。東西大関との記念撮影!ほんものみたいでしょう?

 

そうこうするうちに十枚目力士の土俵入りがはじまりました。
筆者の推し力士のひとりは幕内の場所中に怪我をして休場となり、幕下に陥落してしまいました。勝負の世界は厳しいですね。それでも幕下で連勝するなど粘り強く頑張っているので応援しています!私たちのお隣の席は82歳のおばあちゃんとその娘さんでした。長年大相撲を応援してきただけあって、声援にも味があり、お話もユーモラスです。相撲が老若男女に愛される続ける理由がわかりました。さあ、いよいよ幕内力士の登場です!人気力士の取組は会場全体が一体となり熱気も高まります。(写真は阿炎と若元春戦)
午後6時前に終了。跳ね太鼓の音色も心地よく会場を後にしました。
江戸時代頃から続く興行の様子は今も変わりなく受け継がれていて、ますますファンになりました。追記:今場所は若手力士の活躍には目を見張るものがありました。
なかでも14日目にに右足を負傷した尊富士が、千秋楽も土俵に立ち、前へ前へとでる相撲をとる姿を見た時には思わず涙でした!
ほんとにおめでとうございました!

鮮やかな化粧まわしをつけたお相撲さんがあがると土俵が一気に華やかに!❤大好きな若隆景❤ 会場もだんだんと賑わってきました。
場所の奇数日は東から、偶数日は西から土俵入りがはじまります。 TV放送で顔になじみの幕内力士の勇壮な姿に拍手がわき起こります。
ユニークなしこ名もあります。
白熊、福島県出身、二所ノ関部屋
とアナウンスされると
シロクマ~」とあちこちから声がかかります。
色白で可愛らしい顔立ち、筋骨隆々の姿から親方が命名したそうですよ。
土俵を囲んだ力士たちが、一斉にパチンと拍手をしたあと化粧まわしをちょいと持ち上げて万歳(?)。力士最上位、横綱土俵入りも立派でした。おなじみの所作もライブでみると壮観ですね。
大型のTVカメラを操る女性、カッコいーです。 審判席に元力士のイケメン琴欧州の姿を発見!

午後6時前に終了。跳ね太鼓の音色も心地よく会場を後にしました。
江戸時代頃から続く興行の様子は今も変わりなく受け継がれていて、ますますファンになりました。

追記:今場所は若手力士の活躍には目を見張るものがありました。
なかでも14日目にに右足を負傷した尊富士が、千秋楽も土俵に立ち、前へ前へとでる相撲をとる姿を見た時には思わず涙でした!
ほんとにおめでとうございました!

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