Vol.202 2024.10.07 ポリフェノール含有量1位!強力な抗酸化力が魅力のマキベリー

マキベリーをご存じ?
最近、「アサイーを超えるスーパーフード」と話題になっているのがマキベリーです。
原産地は南米のチリとアルゼンチンにまたがるパタゴニア地方で、先住民がマキベリーを発酵させて飲んでいたという資料が残っています。

当時は下痢止めや炎症、発熱を抑える“薬”として利用されていたようですが、周りを氷河に囲まれる厳しいい環境下で健康に暮らすことができたのは、スーパーフードの恩恵を受けていたからとも考えられます。

ポリフェノールはトップレベルの含有量
注目すべきはポリフェノールの含有量です。マキベリーに多く含まれるポリフェノールは、デルフィニジンと呼ばれるアントシアニンの一種で、ポリフェノールの中でも強力な抗酸化作用で知られ、老化の素・活性酸素を攻撃します。

抗酸化作用はデータによって実証されています。45~65歳のやや肥満傾向にある男女のうち、1日1箱以下の喫煙をしている人を対象に、 マキベリー抽出物を含む食品(アントシアニン162mg)を1日に3回、4週間摂取してもらい、酸化指標である酸化LDLとF2-イソプロスタンが共に低下しました。
健常者ではあるが、やや肥満傾向の喫煙者にとって、マキベリーの抗酸化作用が効果を現したことになります。

美容効果、動脈硬化改善にも期待
他にもマキベリーにはビタミンCやカリウム、不飽和脂肪酸が多く含まれ、ダイエットや美容効果はもちろん、動脈硬化の改善なども認められています。

現在、人工栽培はされておらず野生のものだけという希少品です。日本では粉末のみが販売されていますが、ラズベリー、ブルーベリー、チェリーが混ざったようなベリー系の味わいですので、スムージーの材料にしたり、ヨーグルトにかけたりして摂取するといいでしょう。

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