国立がん研究センターの統計によると、2020年の婦人科がんの罹患者数は、
「子宮頸がん」10353名、「子宮体がん」17779名、「卵巣がん」12738名で、
「子宮頸がん」に比べて「子宮体がん」や「卵巣がん」の増加が目立ちます。
産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023によると、
「子宮体がんスクリーニングは、子宮体がんの高危険度群、
すなわち最近6ヶ月以内に不正性器出血(一過性の少量の出血、閉経後出血など)、
月経異常(過多月経、不規則月経など)、および褐色帯下のいずれかの症状を
有していたことが判明した女性を対象におこなわれている」と記載されています。
子宮体がんや卵巣がんは40歳以後の発病が多く、「公費やドックの子宮がん検診」では
子宮体がんや卵巣がんはチェックされていないケースも多々みうけます。
必ず「経腟エコー検査」で子宮内膜の肥厚や卵巣の状況をチェックしましょう。