★ 生理周期を把握しよう
そもそも、ご自分の生理周期をちゃんと把握していますか。生理周期は、前の生理が「始まった日」から次の生理が「始まる前日まで」の日数で表します。25〜38日の間に入っていれば、正常な範囲。生理周期が24日以下であれば、頻発月経、38日以上は希発月経、排卵せずに生理がくることを無排卵月経といいます。
無排卵月経の場合、周期は大きく乱れないこともあるので、基礎体温で排卵をチェックしなければ分かりません。なんとなく生理が不順だなと感じたら、まず基礎体温をつけてみましょう。
正常な基礎体温のパターン。低音期から高温期へ移行するまで1、2日で、高温期が2週間前後続きます。
低音期と高温期の差が0.3〜0.5度
低温期が長く、生理が始まってから排卵までの期間が長いパターン。あまり長いと稀発月経になります。冷えから血流が悪くなっていたり、生殖機能の悪化などが考えられます。
★ 生理不順はなぜ起こる?
冷えやストレス、無理なダイエットなどにより、卵巣や脳下垂体がうまく働かなくなると、女性ホルモンの分泌量に影響がでて、生理がとまったり、頻発月経などの異常が起こります。また女性ホルモンの量が激減する更年期にも生理周期は乱れます。
★ 60日生理がなければ、スグに受診を
女性の体はデリケートなので、ちょっとしたストレスによっても、2週間程度、生理が遅れたりすることはよくあります。毎月、ピッタリ同じ周期で生理がこないからといってあわてることはありません。不規則になっても、基礎体温をつけて2、3ヶ月で自然とリズムを取り戻すようであれば、大丈夫です。
ただし、60日以上生理がないときには、卵巣の働きがかなり落ちていることが考えられます。スグに婦人科に相談してください。