Vol. 45 2011.09.05 曼珠沙華

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ほど
異名の多い花はありません。
彼岸花、カジバナ、狐の松明など等。
これらは、彼岸の頃に咲く花、赤色の
イメージから、と想像はつきますが、
「ハミズハナミズ」とは何でしょう?
実は曼珠沙華は、
花が咲くときには葉はなく、
花と茎が枯れた後に葉が伸びてきます。
そして葉の時期には、花は咲きません。
それが「葉見ず花見ず」の由来。
悲しいイメージもある花ですが、
仏教の経典には、おめでたいことが
起こる兆しに天から降ってくる赤い花、
と説かれています。
曼珠沙華は、サンスクリット語の
マンジュサカから来ていて、
天界に咲く花の意味。
ちなみに百恵ちゃんの歌『曼珠沙華』では、
マンジューシャカ ♪
の読みが話題になりました。
哀愁をおびた歌声がしみじみとして、
秋の隠れた名曲です。

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