vol.64 2013.04.01 物忘れの予防・ゆっくり深呼吸

海馬の働きを活発にするには、五感を刺激して新しいものを覚えること、そして「セロトニン」という脳内物質を活性化させることです。
★脳を元気にする「セロトニン」の分泌を増やす方法は? 

とても簡単な方法が深呼吸。
ゆっくりと深呼吸をすれば、血液中の二酸化炭素が増え、その結果、
セロトニンを増やすことができるのです。
昔から、深呼吸が精神安定・ストレス軽減に役立つことは知られていましたが、
それは増加したセロトニンの働きによるものとも考えられます。

★深呼吸のコツ・ゆっくり吐くのがポイント!
「禅」の修行法のひとつである「数息(すそく)」という呼吸法を
応用し、1分間に4回ぐらいゆっくりと腹式呼吸をします。

数息は、丹田呼吸法(へその下を意識して行う腹式呼吸)の一種で、
「ひとー」で息を吐き、「つ」で吸います。このように「とおー」まで数えたら、
また1から数え直します。

通常の呼吸よりも血液中の二酸化炭素がよく増えて、 セロトニンが多く
分泌されるだけではなく、
声を出して数を数えたり、頭の中で数を唱える
ことで、雑念が浮かぶ余地がなくなり、高い集中力が得られます。

仕事の合間、座った姿勢や、電車の中でもできます。
息が苦しくて、もう少し速く吐きたいと思うくらい、ゆっくりと
吐いていくのがポイント!

この深呼吸を繰り返し行えば、絶え間なくセロトニン神経が刺激されて、
海馬をはじめ脳の衰えを防いでくれるセロトニンが多く分泌されるのです。

記憶力が落ちた、物忘れが気になる人は、今すぐにでも始めてみてください。

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