摂ってはいけないトランス脂肪酸
皆さんは動物性の油は悪く、植物性の油は体に良いと思っていませんか?
そうとは言えないのです。体に全く必要のない害を及ぼす油もあれば、
体にとって重要な働きをする必須脂肪酸まで、いろんな種類の油があるのです。
トランス脂肪酸は人工的に作られた不自然な油脂です。
そのため分解・代謝に時間がかかり、大量のミネラルやビタミンを消耗します。
体にいろいろな害を及ぼします。
トランス脂肪酸を多く含まれる食品の代表としてはマーガリンです。
発明された当初は酸化しやすい植物油が安く長期保存できるようになり、
大絶賛されたそうです。食品表示に「ショートニング」「加工油脂」
「ファットスプレッド」をたくさん見かけますが、これもトランス脂肪酸を
多く含むものです。
トランス脂肪酸を多く含む食品としては、マーガリンの他、コーヒフレッシュ、
カップラーメン、ドーナツ、ホイップクリーム、ポテトチップス、ドレッシング
など様々です。
元はトランス脂肪酸を含まない油でも、加熱することにより不飽和脂肪酸が
トランス脂肪酸に変化しするので、揚げ物や炒め物にも含まれてしまいます。
ニュヨークやシカゴではトランス脂肪酸を排除することを法律化したり、
世界ではトランス脂肪酸の排除の動きがあります。
日本では学校給食でいまだにマーガリンが提供されるぐらいの食の意識の低さ
があるのが現実です。
まず必ず食品表示をみましょう。何が含まれているものなのか。
そして、取りすぎが問題になる脂肪酸やトランス脂肪酸はできるだけ摂取を控え、
オメガ3系の油を摂ることが大切です。
食品の選択と調理方法にも注意です。