ワクチンを接種すると、16型・18型の2種の発がん性HPVの感染をほぼ100%防ぐことができるといわれています。さらに、遺伝子構造が似ている31型・33型・52型・58型などの発がん性HPV感染も約40~50%も防ぐといわれています。
頸がんの約60~70%が予防できると推定されています。
4価ワクチンは、16型・18型の2種の発がん性HPVに加えて、尖圭コンジローマの病因になる6型・11型のHPVの感染を防ぎます。
予防効果の持続期間は、少なくとも20年以上と推定されていますが、10年以下という意見もあります。
ワクチンによる頸がん予防は100%ではないので、ワクチンを接種した方も、頸がん検診が推奨されています。