2価ワクチンは10歳以上/4価ワクチンは9歳以上の女性が接種対象です。
2011年春から公費助成によるHPVワクチン接種が導入されています。
中学1年生~高校1年生が助成対象です。
発がん性HPVに感染する前の10代前半にワクチンを接種することで、子宮頸がんをより効果的に予防するといわれています。
通常HPVは感染後2年以内に約90%が自然に排除されます。一度排除されても、抗体価が低い通常の状態では何度も感染するため、ワクチン接種によって次の感染を防ぐことができ、20歳以上の方にも有用といわれています。
ただし、すでに16型・18型HPVに感染し、子宮頸がんの前がん状態になっている方には、子宮頸がんの発症を促進するという報告もあります。