これな~んだ⁈
岐阜県多治見市にあるモザイクタイルミュージアムです。
モザイクタイルの原料を掘り出す粘土山をモチーフにしたという、とてもユニークな外観です。屋根の上には松が植えられていたり、陶器の破片が埋め込まれていたり、遊びこころいっぱいの建物は、世界が注目する建築家・藤森照信氏による設計・デザインです。
※モザイクタイルとは表面積が50㎠までの小さなタイルのことで色や形もバラエティに富んでいます。
4階には外光が差す窓があり、こんなオブジェがありました。
近づいてよくみると色彩も形もとりどりのモザイクタイルが光のなかできらきら。
タイルといえば、昭和の時代には建物の壁や家庭の 台所、洗面所、銭湯には絵描きタイルがありました。 |
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なんだかなつかしいタイルたち |
アートギャラリーのようなお風呂屋さんのようなカフェのような…これ全部タイルなんですよ!
真っ白いタイルで天井まで埋めつくされたギャラリーに、レトロとモダンな展示が同居するふしぎな空間が広がっていました。
銭湯にあった富士山などの美しい絵タイルを描く専門の絵描き師はもうおられないそうです。
3階は多治見タイル産業の歴史が紹介されていました。
多治見は奈良時代からやきものの町として伝統的な技術が連綿と受け継がれてきた美濃焼の産地です。 質の良い土が採取できる土地柄もあり、大正時代からタイル産業がはじまりました。 昭和10年頃に同町出身の山内逸三氏が釉薬を施した磁器質タイルの生産技術を確立し、高度成長期の好景気、建築ブームも相まってタイル産業は発展し全国シェア約80%誇りました。 しかし、現在は新たな建材の登場やライフスタイルの変化、輸入タイルの影響もあり、タイル生産は減少しているようです。そこで新たなモザイクタイルの魅力を紹介するミュージアムができたんですね。 |
やっぱり、昭和生まれの人にはタイルはなじみがありますよね。
こんなタイル模様の床屋さん、ありませんでしたか?
2階はタイルのある生活シーンの紹介です。
部屋の模様替えにDYIで手軽に貼れるタイル素材も販売されています。
8月のワークショップでは、アートなミニ額に、タイル、大理石、ガラスから素材を選び、
ハンマーでたたいて割ったり、工具で切ったりして、こんな本格的なモザイクアート作品を創っていました。
1階はショップとワンコイン体験コーナー(要予約)。
カラフルなタイルの詰め放題や手作りグッズもいろいろ選べて、ワクワクします!編集人は、
ブルーのグラデーションがきれいなモザイクタイルのシート(600円くらい)とアルファベット
のタイルとフレームを購入しました。簡単だけど可愛くて、良い旅の思い出になりました。
秋の模様替えにモザイクタイルはいかがでしょう。