Vol.42 2011.0606毎年5万人以上が乳がんを発病

★ 若年層にも増える乳がん

毎年約5万人を超える方が新たに乳がんを発病し、年間死亡者は約1万2000人 (図1参照)。生涯では、日本人女性の約18人に1人が、ヨーロッパの多くの国では6人に1人が乳がんを発病。30代の若年者の発病も増加 しています。(図2参照)

★ どんな人が乳がんになりやすい?

乳がんの危険因子は次のとおりです。
① 乳がんの家族歴がある
② 40歳以上
③ 肥満
④ 初潮が早い
⑤ 閉経が遅い(55歳以降)
⑥ 初産が30歳以上(出産未経験も含む)
★ 腫瘤=乳がんではありません。逆に腫瘤のない乳がんも

乳がんの症状の90%はしこりです。5mmから1cmぐらいの大きさになると自分で触って分かります。ただ、腫瘤があれば、必ず乳がんであるというわけではありません。ほとんどは病気でないか、良性です。気になる腫瘤が見つかったときには早めに相談して下さい。
逆に、腫瘤のない乳がんも約10%程度あるので検診は欠かせません。
★ 乳がんリスクを回避するには超早期発見

乳がんは早期がん(2cm以下)で発見されると治療を受ければ90%は助かると言われていますが、約10%の早期がんはリスクがあります。そのリスクを回避するには、超早期がん(数ミリ)で発見すること、といえるでしょう。自己検診はもちろん、年1回は専門医で、視触診、マンモグラフィー、乳腺エコーなどの検査を受けることをお薦めします

Copyright © 2025 NAKANO SHIRO LADIES CLINIC ,all rights reserved.
〒631-0001 奈良県奈良市北登美ヶ丘5-2-1 / TEL:0742-51-0101 FAX:0742-51-0770