Vol.50 2012.02.06 PMS (月経前緊張症)

女性ホルモンの変化が原因
PMSは生理周期による女性ホルモンの変化が影響して起こります。女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあり、排卵後は血液中の黄体ホルモンが上昇します(黄体期)。この黄体ホルモンの働きで、細胞内液の貯留(浮腫)がおこることが直接の大きな要因と考えられます。

自分のPMSパターンを知ろう
いつどんな症状が起こりやすいのか。自分のPMSパターンを知るとセルフケアもしやすくなるので、基礎体温や体調の変化をつけてみましょう.
■カラダの症状
顔や手足のむくみ 乳房のはり 眠気 不眠 めまい 便秘 下痢 頭痛 吐き気  肌荒れ など
■心の症状
イライラ 不安 集中力の低下 ネガティヴ思考 無気力 興奮する など


★ セルフケアの方法

食事は、麺類やパン、おにぎりなど炭水化物だけにならようにバランスよく。甘いものは控える
自律神経を整えるストレッチやヨガなど軽い運動でリフレッシュ。アロマバスやマッサージなど
で、リラックスする時間をもつのもお薦めです。


★ 漢方薬・低用量ピル・かくれ貧血の治療

様々な症状が起こるPMSは、漢方薬が効果的で、生理前だけでなく、ふだんの体調を整えることもできます。低用量ピルは、排卵を抑え、女性ホルモンのバランスを一定にします。種類によって含まれるホルモン量が違うので、体質にあったものを選びます。また生理のある女性の半数にみられる“かくれ貧血”を治療すると、PMS症状が改善する方も多くみられます。

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