いまさらですが、誰もが知る名曲「シクラメンのかほり」には、ちょっとした秘密があるのをご存じですか?
そう!シクラメンには、ほんとうは香りがありません。
別れのシーンの歌詞にでてくる、うす紫のシクラメンも架空の色です。
これらは、実は小椋桂さんのいたずら心から生まれた詞(ことば)なんだそうです。
でも、この曲を聴いているといつのまにかほのかな香りを感じ、
うす紫のシクラメンが淋しげに揺れる様子がまぶたに浮かんできますよね。これが小椋桂マジック?!
架空の花やかおりが聞く者のイメージをよけいに膨らませて、しみじみと心にきざまれていく。
これがいつの時代にも色あせず人々に愛される名曲の秘密なのかもしれませんね。
久しぶりに聞いてみたくなった方はユーチューブでぜひ。