経膣エコー検査 (卵巣がん・卵巣腫瘍検診/子宮筋腫検査/子宮内膜症検査)
【 受診推奨年齢 】 20歳以上 毎年1回
経膣エコー検査は、卵巣がん検診以外に、卵巣腫瘍・子宮筋腫・子宮内膜症など多くの検診をかねる重要な検査です。
- 卵巣がんは自覚症状が乏しく進行が早いために死亡率が高いがんで、40歳から急増 (図6参照)
- 卵巣がんは、ここ30年で3倍以上増え、死亡者数も年間約5000人で、子宮がんの死亡者数とほぼ同数 (図7参照)
- 子宮筋腫・子宮内膜症の経験を持つ人は約4人に1人
「子宮筋腫や子宮内膜症が疑われた、または子宮筋腫や子宮内膜症の経験がある」と答えた割合は、20代(11.1%)、30代(20.6%)で、不妊症や生理痛・過多月経の主な原因 (図8参照) - また、卵巣に発生した子宮内膜症は、卵巣がんの原因になるため、注意が必要
検査方法
経膣エコー検査
卵巣がんの唯一有効な検診法は経膣エコー検査で、痛みはなく短時間で終わります。腫瘍マーカー(血液検査)に比べ、卵巣がんの初期発見にはるかに有用です。