vol.64 2013.04.01 女性も痛風が増えています

★ 痛風はこんな病気
痛風は尿酸が体内に貯まって発症する病気です。
おもに足の関節に腫れや激痛が起こります。
これは血液中に溶け込んだ尿酸が関節にたまって結晶になると、それを
異物とみなした白血球が攻撃をしかけて起きるとされています。
患者の9割以上は男性です。 

★ 高カロリー食事、飲酒、ストレスは要注意
痛風は昔から高たんぱく、高カロリーの食事が原因とされ「ぜいたく病」と
いわれていましたが食生活の欧米化とともに患者総数は年々増えています。
最近では、朝食をとらないあるいは深夜に高カロリーの食事をするなど食生活
の乱れや肥満、アルコール摂取量の増加、ストレスなどから、若者や女性にも
増える傾向にあります。

                                                                                                                厚生労働省統計より
 ★ 閉経後は尿酸値が高くなる
女性の罹患率が高くなるのは閉経後です。女性ホルモンのエストロゲンには、
尿酸の発生を抑え、体外に排泄する機能があり、エストロゲンの分泌が低下
する閉経後は尿酸値が高まることやメタボリック症候群の原因とされる内蔵
脂肪型肥満などで尿酸が作られるやすくなるからです。
血液検査の尿酸値にも注目してみて下さい。

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