Vol.100 2016.04.04 野菜を食べよう “豆苗”

 

豆苗(とうみょう)

本来の豆苗は、エンドウが発芽し、本葉が出て、ある程度の大きさになった芽の先端を摘み取って食用にするものです。日本では、キヌサヤエンドウやサトウエンドウなどを水耕栽培したスプラウトを豆苗(とうみょう)として販売されています。
葉の色が濃い緑の物を選び、通常スーパーなどで販売されている根付きのものは、植物が呼吸できる特殊なフィルムが使われているのでそのまま冷蔵庫で立てたまま保存。露地栽培されたものは、ビニールやポリの袋に入れ、冷蔵庫に入れておき、なるべく早く食べるようにしましょう。根付きの豆苗は豆の部分より上で切り取って使い、残った状態の根の部分を水を張った容器に入れ、毎日水の交換をしてやればまた芽が伸びてきてもう一度収穫することができますよ。
toumyou
3月~5月(路地栽培) スプラウトはハウス栽培で年中収穫できる
成分
効能
●βカロテンが豊富
豆苗にはβカロテンがホウレンソウなどよりも多い。βカロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
●ビタミンB群がとても豊富
ビタミンB群は身体の中で新陳代謝の働きを助けると言われています。
●ビタミンKや葉酸も豊富
ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる働きの他、血液を凝固させる成分の合成にも関わってる栄養素です。また、葉酸はDNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあります。妊娠前後の女性にとっては、胎児の成長に大量に必要とされるので、普段の必要量の約1.7倍摂取する必要があると言われています。
調理 ●そのままサラダに。
さっと洗ってそのままサラダとして食べましょう。シャキシャキした食感と豆の風味を楽しめます。他の野菜や食材と混ぜて使ったり、トッピングとして天盛りに。
●汁物の具に。
豆苗は火が通りやすく、加熱しすぎると食感がなくなってしまいやすいので、仕上げに入れるように。味噌汁や澄まし汁の他、コンソメスープ、中華スープ、なべ料理、など和洋中問わず使えます。
●炒め物に。
本来の豆苗は、中国料理では炒め物などにも使われていますが、スプラウトは火を通しすぎると水分が多く出て水っぽくなるので最後に一気に和える様に。
●湯通ししてお浸しや和え物に。
さっと湯通ししておひたしやあえ物に。熱湯をくぐらせる程度にしましょう。
Copyright © 2025 NAKANO SHIRO LADIES CLINIC ,all rights reserved.
〒631-0001 奈良県奈良市北登美ヶ丘5-2-1 / TEL:0742-51-0101 FAX:0742-51-0770