今回の旅は某旅行社のツアーに参加しました。目当てはこれ!雪の大谷
豪雪地帯で名高い「立山 室堂平」(標高2,450m)に巨大な雪の壁が作られて、その道を4月から6月中旬頃まで歩くことができるというのです。 これまでの雪壁の最高記録はなんと25m!温暖な地域に暮らす者の想像を絶しますね。 ということで山の装備も詰めこみ出発。1日目は、富山県の黒部峡谷を走るトロッコ列車に乗って山の緑と清流を満喫しました。
出発点の宇奈月駅。清々しい五月晴れ! | 街灯にもトロッコ列車があしらわれています |
なかなか可愛い顔のトロッコ列車 | 開放感ある客車で自然を満喫!だけど… 雨風強いと絶対ぬれます |
黒部峡谷は、北アルプスのほぼ中央にある鷲羽岳が源となる黒部川の上・中流域にあり、切り立った
深いV字型をなす大峡谷です。 黒部峡谷鉄道は、もともと黒部川電源開発のための建設資材や作業員の
輸送専用に使われていました。 昭和12年に宇奈月駅から終点の欅平まで20.1キロが開通すると、秘境
黒部峡谷を訪ねてみたいという観光客が後を絶たず、鉄道会社は「便乗の安全については一切保証致
しません」と書かれた便乗証を発行し、乗客を乗せていたそうです。
宇奈月駅を出発すると川幅がせばまり秘境のムードが漂ってきます |
鐘釣駅近くの、夏もとけない黒部万年雪 | 河原に温泉が湧き出ている露天風呂 |
2日目は、いよいよ立山アルペンルート!北アルプスを貫き長野から富山まで向かいます。
長野県スタート 扇沢(1,433m)–関電トロリーバス–黒部ダム(1,470m)–黒部湖–黒部ケーブルカー —黒部平(1,828m)–立山ロープウェイ–大観峰(2,316m)–立山トンネルトロリーバス–室堂(2,450m) —雪の大谷–立山高原バス–美女平(997m)–立山ケーブルカー–立山駅(475m) 富山県ゴール
長野を出発した頃。「うわー雪山がきれい!」 「いい天気!やっぱ日頃の行いよいからね」 とのん気にはしゃぐ編集隊。 これから待ち受ける試練をまだ知らない…スタート地点長野の扇沢駅。トロリーバスを待つ。 服装にご注目!ダウン着用で皆、冬装備です |
黒部平は雪景色 1,828m | 立山ロープウェイ 高低差488mの間に支柱は1本もありません |
大観峰 2,316m | あたりは雪、雪、雪 |
室堂に到着!気温はなんと!マイナス3度 まさに雲のなかにいる感じでほとんど何も見えません!
麓が晴れていても、山の天気はご覧のとおり。自然の厳しさをひしひし感じました。
散策をあきらめて建屋にもどり、温かな郷土料理をいただき、ホッ!
室堂 辺りの風景は全く見えません!2,450m | 富山の味白エビとさらさら汁 |
初めて雪を見たと思われる外国人観光客はおおはしゃぎ。冷たい雪の感触を楽しんでいました。 |
結局、天候が悪く、雪の大谷ウォークは中止となりました。残念!
バスで雪の大谷を通過。雪の壁の高さは12m | 美女平まで走ると徐々に視界が開けてきました |
高原バス・室堂から標高差1500mを走ります | ケーブルに乗るころには初夏の風景に |
終着の立山駅は青空が光っていました。
雪の大谷はバスからの見学となりましたが、清々しい山の精気と雪山体験が
できて大満足でした。麓から遠くに望む立山連峰の雄姿はほんとうに美しい!
また、会いにくるね!