ピルの副作用
ピルを服用すると、初めのころに吐き気、頭痛、嘔吐、乳房の張り・痛み、不正出血のような症状が現れることがありますが、たいていはピルを2~3周期(3ヶ月程度)続けると、これらの症状は軽減されます。
これらの症状が続く場合は、ピルの種類を変えると軽減されるケースもあります。
医師に相談してください。
- ピルの服用で、血栓症などの病気にかかる確率がわずかに高くなります。
http://www.pill-ocic.net/medi/n_03.html - 喫煙者がピルを服用した場合、循環器系の副作用(血栓症、心筋梗塞など)の危険性が高くなります。
http://www.pill-ocic.net/medi/n_05.html - ピルによる発がんリスクの増大はほとんどありません。
- 卵巣がん・子宮体がんのリスクは半減します。
http://www.pill-ocic.net/medi/n_08.html - 乳がんに関しては、10%の範囲で、低くなる報告と高くなる報告があります。
http://www.pill-ocic.net/medi/n_04.html - 子宮頸がんのリスクは増大します(最大で2倍)。理由は、ピル使用によってコンドームを使わないセックスによる、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染リスク増大が考えられます。
- ピル(低用量ピル)の服用で、体重増加はおこらないと報告されています。ただ、ピル服用当初むくみを生じる方は、水分の貯留によって一過性に体重が増えます。
また、以前使用されていた高容量・中容量ピルでは体重増加する方がいました。
ピル服用時の注意事項
- ピルは、エイズや性感染症を予防できません。
これらの感染防止にはコンドームを使用しましょう。 - 生理が2周期続けてこなかったり、飲み忘れた場合は、妊娠の可能性もあります。
- 激しい下痢や嘔吐が続くときは、薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性があります。