★クコの実(ゴジベリー)★ 中国原産のクコの実。 βカロテン、ビタミンEなど強い抗酸化作用のある有効成分や必須アミノ酸もバランスよく含みます。中国では3000年以上前から、漢方薬や薬膳料理に使われいます。 栄養素 ビタミンA(β-カロテン)ビタミンE ビタミンC ゼアキサンチン アミノ酸 期待される効果 血圧低下 血行改善 動脈硬化予防 美肌 エイジングケア |
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Dr.ShiroのオススメPOINT
杏仁豆腐のトッピングの赤い実、といえばピンとくるでしょうか。中医学では、実は「枸杞子(くこし)」、根の皮は「地骨皮(じこっぴ)」、葉は「枸杞葉(くこよう)」と呼び、生薬として利用してきました。滋養強壮、疲れや目、疲労回復に有効とされ、季節のかわりめの体調不良にもおすすめのスーパーフードで脂質代謝を良くする働きなど生活習慣病の予防、抗酸化作用により美容効果も期待されます。ただし、妊娠中、授乳中の人、ワーファリンを服用中の人は避けた方が良いとされています。 |
★ 使い方のポイント ★
加熱しすぎに注意しましょう!体に良くても食べすぎはNG、少しずつ適量を
熱に弱いビタミンC,B1,ルチンなどを含むので加熱しすぎには注意です。 スープ類は乾燥クコノミをそのまま入れてもOK。デザートは水でもどして使います。
1日の摂取の目安は15g程度、どんなに体に良いものでもとりすぎはかえってよくありません。少しずつ適量をとりましょう。
★ゴジ茶
コップ1杯分に対してクコの実大さじ1をいれて熱湯を注ぎ、しばらくおきます。
ほんのり甘い香りとやさしい味わいのお茶です。
★クコの実の中華風お粥
材料 2人分
米 1/2合、 鶏もも肉 100g クコの実 、クルミ、松の実 各大さじ2
生姜 ひとかけ 長ネギの青い部分10センチくらい レタス 適宜
ごま油 大さじ1 湯500cc 鶏ガラスープ 大さじ1 塩 適宜
作り方
1. ごま油を温めて、千切りにした生姜とお米を炒める
2. 油がなじんだら鶏肉と長ネギを投入してさらに炒める
3. 鶏ガラスープをいれる。沸騰したらアクをとり、米と鶏肉がやわらかくなるまで煮る。
途中でネギはとりだして、乾燥クコの実をいれる。弱火で30分くらいコトコト炊く
4. 粥ができたら、ちぎったレタス、松の実とクルミ、トッピング用のクコの実をいれて
塩で味をととのえる。
料理こぼれ話
お粥といえば病気のときに頂くイメージですが、あまり食欲がない時、朝食やランチにもおすすめです。
少し時間はかかりますが、ふつふつと炊けてくるときの香り、まだかなまだかなとのぞいたり(蓋をあけちゃいけない??)
味見をしていると、日頃のストレスも忘れてのんびりとしあせな気分になります。
クコの実は味にくせがなく、とてもやさしい味わいです。
トッピンクのクルミや松の実のサクッとした食感とトロトロのお粥のマッチングがいいですよ。
乾燥のホタテの貝柱やササミもよくあいます。冴えない気分のときのおうち粥、お試しください。