最近10代~20代の若年者に蔓延しつつある性行為感染症で、淋病と共に社会問題と言える流行を見せています。感染初期には帯下(おりもの)の増加や外陰部の不快感などを認めますが、男女共に自覚症状が乏しいため慢性化しやすく、女性の場合卵管炎を引き起こして将来不妊症や子宮外妊娠の原因となります。また、感染者が治療しないまま出産すると、新生児に産道感染して結膜炎や肺炎の原因になります。
検査法と治療法
診断は、子宮頸管粘液を採取して検査します。
治療は1~2週間の抗生物質投与で完治しますが、セックスパートナーと同時に治療することが大切です。
最近では、1回投与で治療できる抗生物質も開発されています。