原因はウイルス感染で、外陰部に1〜数ミリの突起物が数個〜数十個できます。
尖圭コンジローマの原因となるウイルスはヒトパピローマウイルスです。このウイルスは約80以上の型があり、子宮頚部がんとも深い関わりがあります。た だ、子宮頚部がんと尖圭コンジローマの病因となるウイルスは型が異なり、尖圭コンジローマをおこす型には、タイプ6、タイプ11などがあります。
通常感染後1-数ヶ月の潜伏期間の後発症しますが、感染しても症状が出ない場合も多くみられます。
検査法と治療法
診断法は、視診でわかりますが、突起物の組織検査で確定します。
また、症状がでている部位の分泌物の遺伝子検査でパピローマウイルス感染の有無と、ウイルスの型判定が可能ですが、この検査は現時点では保険適応がなく、自費検査となります。
治療には、レーザーや電気メスを用いた焼灼・切除や抗ガン剤のクリームなどがありますが、一度完治しても再発する場合が約30%程度あります。