2価ワクチンの接種によって、16型・18型の2種の発がん性HPVの感染をほぼ100%防ぐことができます。さらに遺伝子構造が似ている31型・ 33型・52型・58型などの発がん性HPV感染の約40~50%も防ぐことができ、日本人の頸がん全体の70%以上が予防できると推定されています。
4価ワクチンは、16型・18型の2種の発がん性HPVに加えて、尖圭コンジローマの病因になる6型・11型のHPVの感染を防ぎます。
2価ワクチンのHPV感染予防効果の持続期間は推定20年以上で、2011年2月現在確認されているのは8.4年です。
ただし、ワクチンによる頸がん予防率は100%ではないため、ワクチン接種と頸がん検診の併用が推奨されています。