2価ワクチンは10歳以上、4価ワクチンは9歳以上の女性が対象で、HPVに感染する前の10代前半に子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、子宮頸がんをより効果的に予防できます。
通常HPVは感染後2年経過すると約90%が自然に排除されます。一度排除されても、抗体価が低い通常の状態では何度も感染するため、ワクチン接種によって次の感染を防ぐことができ、20歳以上の方にも有用です。
当クリニックでは、セックスによる感染の機会がある方には、50歳くらいまでならワクチン接種を推奨しています。
なお、2011年春から公費助成によるHPVワクチン接種が導入されています。
2013年4月からは定期接種化されました。
小学6年生~高校1年生が助成対象です。
ただし、公費助成の対象者や一部負担金の有無は、各市町村によって異なります。